とても観光し易い町だった磐田
2002年9月13日に磐田へ行った。
前々から行きたかったのだが、生憎、ワールドカップの日本代表チームが磐田にキャンプをはっているとの事だったので、 行く事が出来なかった。
あれから2ヶ月以上が経過したので、流石にほとぼりも冷めているだろうと思い、磐田行きを決行した。
磐田までは掛川まで新幹線に乗り、そこから東海道線で10数分程度で行く事が可能。
新幹線では掛川の次が浜松であるが、磐田は丁度、掛川と浜松の中間に位置しているのである。
結局掛川で乗車した方が値段的にも安くなるし、浜松にも行く予定だったので、先述のルートを執った訳だ。
一応、雑誌等で下見をした所、駅前に観光案内所があり、そこで電気自転車がレンタル出来るとの事で、
しかも一日レンタルしても800円と言う安さ。磐田駅に着いた私は、早速、自転車を借りに行った。
電気を充電するスタンドもあるし、おまけに磐田市内の観光マップも無料で貰えた。
流石、サッカー絡みで観光サービスを充実させた感がする。因みに電気自転車に乗るのは、これが初めてである。
地図が読めない事が判明
先ずは、中泉御殿跡地へ赴く事にした。磐田駅南口一帯が御殿跡。
観光案内所や商店街は北口にあるので、橋を渡って南口へ行った。南口は北口とは一変して、何もない更地のみ。
この辺一体が中泉御殿が存在したと云う事だが、その広さに驚いてしまった。近くにファミリーマートがあり、 その横に小さな広場があったのだが、それが「御殿跡公園」とは露知らずに、通り過ぎてしまった。
お陰で公園を探すのに、30分近くも要したので、公園を見付けた時は拍子抜けしたと同時に、
物事をしっかりと見ない自分に腹が立ってしまった。
今度は遠江の国分寺跡と磐田市立図書館へ行った。駅から直線で行く事が出来るものの、矢張り自転車が無いとかなり、キツい。
しかし、電気自転車での移動故に、スムーズに目的地に行く事が出来た。
図書館で磐田関連の史料を集めた後、サイクリングを兼ねて少し遠い所にある公園(名前忘れた)に行こうとした。
図書館から20分程で行けるだろう、と高をくくっていた。
ところがが、40分自転車をこいでも目的地の公園が見える気配なぞ一向に無く、自転車をこげばこぐ程、人家が少なくなる始末。
最終的には迷子当然と化したのであった。
仕方が無いので、バス亭に行ってバス亭から自分の現在位置を割り出した。
そして、愕然とした。何と、地図とは全く正反対の方向に進んでいたのだ。
道理で目的地に着かない訳だ。落ち込み乍ら来た道を戻ったのだが、そこでも地図を読み間違えてしまい、再度、違う場所に出てしまった。「へへへ、地図が全く読めなりましたよ、あたしゃは!」。
その公園の入り口は延々と長い坂が続いて居たのだが、意地と根性で1回も自転車から降りず、駆け上った。
9月とは言え、たまたまこの日はうだる様な暑さだったので、喉の渇きが凄い域に到達した。
公園だから自動販売機ぐらいあるだろう、と思っていたが、1つも存在せず。
隣接している神社にも当然の事乍ら無し。
どうやらこの場所から出ていかない限り、飲み物が飲めないと悟った私は、神社から出る事にしたが、
短い乍らも急な下り坂に唖然。「疲れている時にこの坂を登るのか?」
しかし、喉の渇きはどうする事も出来ないので、渋々、下る事に。幸いにも下った先に自販機を発見出来た。
何とか公園に戻った私は、その後、公園にて30分爆睡した。
見付裸祭りの前日
実は磐田へ行った日が、見付(みつけ)裸祭りの前日だった。
だからあちら此方で「マナーの守れない人は裸祭りに参加出来ない」趣旨の看板が、立っていた訳だ。
見付は東海道の宿場町と云う事で、昔から栄えていたが、それは今でも続いているが如く、交通量が凄い。
偶然にも見付学校を通ったので、そこを見学した。リアルな等身大人形のジオラマには、驚いた。
本当に「誰かが居るか?」と思ったから。
そして、ジュビログッズの店に行って、友人に頼まれた土産を買った。
何だかんだ言いつつ、観光所に戻ったのは、午後4時過ぎ。疲れた~。
2日目:浜松編
天気、少々、雨。でも、傘が不要な程の降水量。磐田駅から東海道線で浜松へ向かう。
所要時間は、約10分。しかし、休日とは言え、あの東海道線が3両とは!
休日であろうと最低、10両編成の東海道線しか見た事がない人間は、かなり驚いた。
さて、浜松駅なんだが、驚いた。横浜みたいで。ショッピングセンターなどが充実している。
バスの路線も沢山、あった。
浜松城までバスで行く事に。初乗り運賃が100円!羨ましい!
所が、この後またもや、悲劇が起こった。
「浜松城が改装工事中につき、9月中は城内へ入る事が出来ません」
暫く、放心状態に陥った。と言うのもこの時、PCが壊れてしまい、ネットで城の情報を探し出す事が出来なかったのだ。
くやしいので、城内周辺をつぶさに歩き回った。
途中、日本庭園の中へお邪魔をし、カルガモ親子を見て(珍しく)ほのぼのとした時間を過ごしたのだった。
数時間、公園で過ごした後、そのまま駅に戻り、新幹線で帰途についたのだった。